22 : column【ボルシチおばさん】
ふるふる君とテレビをみていたら
出来上がり。
唐揚げのおいしい作り方をやっていた。
あふれでる肉汁、サクサクの衣
みるからにジューシー。。
もはや唐揚げのことしか考えられない。
唐揚げが食べたい‼︎
唐揚げしか食べたくない‼︎
その週末は家で唐揚げをすることにした。
ちなみにその前から我が家にある包丁の切れ味の悪さから包丁を買うよう促していたが
悩むとめんどくさくなるわたしはのらりくらりと包丁をかわずズルズル過ごしていた。
が、よっぽど嫌だったのだろう、ある日突然包丁を買って我が家にギフトで送ってきた。
その週、わたしは女の子週間前により、荒ぶるモードであった。
なので風邪気味のふるふる君に作らせることにした。
ふるふる君はほとんど料理をしたことがない。
だが、実家のお母様は超料理上手である。
ふるふる君は張り切っていた。
スマホでクックパッドを検索しまくっていた。
材料を買いに回った際、
ひっそりと高価な名古屋コーチンを買っていた。
ふるふる君は必殺素材頼みを発動した。
唐揚げ粉のコーナーにいくと
これだけで味付けがすむのか。。と
えらい感動していた。
材料を買い揃えて家に帰った。
ふるふる君にエプロンをつけてあげた。
この後ボルシチおばさんと呼ぶことにした。
その後初めてのキャベツの千切りにチャレンジしたふるふる君。
うどんくらいの太さであったがご満悦であった。
揚げたてはやっぱり美味しかった。
その場ではなにも言わず黙々と食べていたふるふる君だったが、後日
高いお金をだして買った名古屋コーチンが
唐揚げらしからぬ
超もっちり感をだして噛みきれなかったので
唐揚げにはむいていない。。
とつぶやいていた。
いけ、ふるふる君
頑張れ、ふるふる君
わたしに据えぜん上げ膳できる
その日まで!