Penguin Diary

PNdesign(ピーエヌデザイン)

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webデザインをお仕事にしている、元アパレルバイヤーの日常記録です。

27 : clothes story【30代女性にとって必要な最低限のワードローブとは】

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いろんなオケージョン、いろんな体型、

いろんな好み

 

様々にありますが、雑誌やファッションのうたい文句としては

こういうときはこういう服を着ればOK

この年齢ではこの服を着ればOK

というトピックはとても人気です。

 

これはこうするべきという発想は

協調性を重んじる日本人のよくも悪くもな癖ではありますが、

ファッションなんてどうでもいいという人が増えている昨今ではありますが、

やはり見た目が人の心情に与える影響はすさまじく、

さらにはその人を判断する材料になります。

 

そこまで時間とお金と思考を費やさなくてもいいので

30代以降は最低限のマナーと洋服の知識を身に着けておいた方が

個人的にはいいと思っています。

 

日ごろからある程度買いそろえておくと

余計なストレスに苛まれることが少なくなると思います。

 

相応の洋服がなくて、買いに行かなきゃいけないシーンが突発的に起こってしまうのはすごくストレスですよね。

 

フォーマルなシーンは冠婚葬祭だけではありません。

おいしい食事をいただけるお店では服装規定があることがほとんど。

 

衣食住の充実に努めるようになる年齢になったら

下記の洋服は必ずそろえておきたいです。

 

今回は、30代ワードローブ【春7アイテム】編。

 

①白いコットンシャツ

②黒いVネックニット

③黒いキャミソール

④ストレートのデニム

⑤ベージュのコットンサテンのチノパン

⑥黒いレザーパンプス

⑦ネイビーのトレンチコート

 

ざっとみただけでは

ユニクロでも量販店でも買えそうな内容、、

ですが、30代で求められるのは品格と

長く使えるアイテムを吟味する力。

 

次回よりこの7アイテムのおすすめブランドと

購入時の注意点を解説していきます。

 

 

 

 

 

04 : clothes story 【長く愛せるニット】

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これまでたくさんの洋服に袖を通してきました。

 

その中で、好きなもの、嫌いなもの、似合うもの、似合わないものが

年々はっきりしてきました。

 

そして、いつの間にかそんなに多くの洋服はもう必要なくなりました。

業界が変わったこともあり、

シーズン立ち上がりに一通りブランドをチェックすることもなくなりました。

 

小さなわたしのワンルームクローゼットにおさまるだけの

洋服を長く愛する。

これが最近のテーマです。

 

『 フランス人は10着しか服をもたない 』

www.amazon.co.jp

 

という本がトレンドになりましたが、

さすがに10着では、洋服のくたびれも飽きも早く

結局多くの洋服を買わねばならないかと思うので、

わたしはクローゼットにおさまる程度とアバウトです。

 

シーズンのはじめに流行の洋服を押さえるときも、

季節の終わりにくたびれた定番アイテムを買い足すときも、

セール会場で品定めするときも、

自分の中で決めているルールが5つあります。

 

 

1、肌触りがいいこと

2、機能的であること

3、体のラインが美しく見えること

4、お手入れが楽であること

5、トレンド2、定番8のデザインであること

 

 

冬のセールもファイナルを迎える今、

多くの方が最終値下げになった洋服を求めてお店に足を運んだり

サイトをチェックされているかと思います。

 

無駄な買い物はしたくない。

 

特に女性の洋服はトレンドが移り変わりが激しく、

短いスパンで減っていく資産価値的な側面があるもの。

しかも、ほぼ消耗品です。

 

であるとすれば、損な買い物もしたくない。

(と思っています。)

 

夏物はどうしても汗をかくので、

丁寧に洗濯したとしてもその寿命は早く、

ダメージがかかりにくい化学繊維素材以外の

くたびれやすいオーガニックアイテムにはお金をかける気にはなれません。

 

 

お金をかけるべきは①冬物コート、②デニム、③冬物ニット

ではないかと思います。

(靴やカバンなどの小物以外では。)

 

この中で、冬物ニットはカラー以外トレンド性が反映されにくい

超優秀長期保有可能な資産です。

 

30代前後の層の多くは、洋服を買い求める際は

セレクトショップをのぞくことが多いでしょう。

 

しかし、今、日本の大手セレクトショップでは

セレクトショップとはもはや呼べないほど

店内は自社生産のオリジナルアイテムで埋め尽くされています。

(コラボアイテムも数多く作ってはいますが)

 

そのため、国外の老舗メーカーの老舗商品に手をふれる機会が

昔よりも減りました。

 

そして、似たようなデザインの

老舗ブランド品とオリジナル品が店頭で並んでいたとしたら、

多くの若者はより安く、よりトレンド性の高い

オリジナル商品を手にレジへ向かいます。

しかし、それは、隣にあった老舗ブランド品とよく似たデザインながら、

素材が違い、生産国が違います。

アクリルニットのもつしなやかさ、光沢、体のラインに沿う美しさを

否定する気はありません。

 

しかし、私は、冬のニットを買うとしたら

スコットランドアイルランドの老舗ブランド品を求めます。

また、半額でセールになっていたら、サイズがあえばほぼ即決します。

 

なぜか。

 

長く着られて暖かく、編みが丁寧だからです。

 

がっしりとした糸の太さは少々野暮ったく、

好みがわかれるところでしょうが

羊毛100%のそれは、とにかく暖かく、軽い。

 

アクリルは毛玉が一度できると専用ブラシでなでつけても

なかなかとれず、また素材全体が傷んでしまいます。

 

一方、羊毛は同じく毛玉ができやすく、縮みやすい厄介な素材ではありますが、

ピリングはカットしやすく、カット後も目立ちにくい。

 

お手入れとサイズ選び次第でそれこそおばあちゃんになるまで着られるのです。

 

厳しい寒さを乗り越えられる暖かさと、

ホームウェアとしてハードユースにも耐えうる機能性を持ち合わせた製品なのです。

 

JAPAN MADEのよいウール製品もたくさん出ていますが、

私はスコットランド製やアイルランド製の古めかしくて野暮ったいがっしりした

ニットが大好きです。

使えば使うほど味がでて、自分の体になじんで育てていく感覚。

 

スコットランドの伝統を踏襲したフェアアイル柄やチェック柄については、

特にそのよさがひきたってつい手にしたくなります。

 

その中でも、お値段もお手頃で大好きなブランドが

 

John Tulloch(ジョンタロック)

GILBERT WILSON OF HAWICK (ギルバートウィルソン オブ ハウィック)

John Molloy(ジョンモロイ)

Athena Designs(アテナデザイン)

 

です。

 

特にナチュラル系テイストの洋服が好きなわけではないのですが

ここのニットたちは、どれも暖かくて普遍的デザインで

縫製が丁寧です。

(ただし、個体差が大きいところが海外製品の味といえば味・・)

 

長く使うほどにそのコストパフォーマンスのよさがわかってくる

ブランドたちです。

 

夏のサマーニットなどはイギリスブランドが好みだったりするのですが、

それはまた夏に覚えていたら書きたいと思います。

 

 

 

 

しかし、ライトに書くつもりだったのに

やっぱり、面白くライトにはかけない性格のようです。

 

ひゃー