48 : movie【チャッピー】
映画チャッピー
直後、ギャング3人がロボットを奪う目的でプログラを襲った。動かすためには誕生したばかりの人工知能を廃棄寸前の機体にプログラムインストールするしかなかった。
この人工知能を搭載したバッテリー寿命5日間という限られた時間の中で、チャッピーという名をつけられてギャング3人の下でロボットが学習していく物語。
と、要約したらこんな感じなんですが
わたしは途中から涙がもうポロポロと。
非常に暴力的シーンが多かったのもありますが、
ギャング3人のうち唯一の女性、ヨーランディは
ロボットにチャッピーという名を与えます。
初めて人を目にしておびえているチャッピーを前に「怖くないよ、おいで。」と両手を広げます。創造者と呼ばせるプログラマはチャッピーに絵や絵本で芸術を教え、ギャングのような生き方をしてはだめだ、法にふれてはならないし人を殺してはダメと教えます。
ですが、チャッピーを強奪に利用しようとしているほかのギャング2名は、チャッピーにギャングとしての暴力性を教えようとします。
ギャングとしての言葉遣いやふるまい、銃の使い方などを。
人を殺してはいけないと言われたチャッピーに、「これはただ人を眠らせてあげるだけなのだ。」と嘘を教えます。
人の世界は常に矛盾と嘘にあふれていること。産まれた環境によって、受ける教育によって人は大きく変わってしまうこと。
チャッピーは人に危害を加えられ、嘘をつかれ、それでも許すことを学習します。
なんだか多方面に考えてしまって、胸が苦しくて、泣いてしまいました。
ヨーランディがチャッピーに読み聞かせていた「黒い羊」という絵本。
外見はただの箱であり、中身があなたの価値なのよ。見た目が人と違うことはなんてことはないのよ。
年とると余計に涙もろくなるんだろうけど、そんな映画じゃないコメディ要素が盛りだくさんはいってんだけど、わたしはあかんかった。
のに、隣でみているふるふる君の冷静な顔。
超温度差がありました。
ちょいちょいこういう温度差はよくあるのですが、なんなら「くだらねぇ・・」という程度くらいには笑ってたので理由を尋ねると
・5日間でここまで絆ができるわけはない
・人が創造したアンドロイドに感情はうまれない
ので、感情移入はできない。
とのこと。
超リアリストふるふるなのでした。