50 : my partner【据え膳上げ膳の日】
ふるふる君は日々の7割を我が家で過ごしているわけだが、
(ほぼ半同棲状態です。)
自然と2人でいる時間が長くなってくると
暗黙のルールのようなものができてくる。
なんとなくのルールや生活費の内訳はこのような感じだ。
ごはんを作る、お茶碗の片付け、洗濯機を回す、
自炊の材料費、生活雑費、家賃光熱費をだすのは私、
ごみをだす、お風呂を洗う、ベランダで洗濯物を干す、外食費、デート代、
家で食べる甘いもの代をだすのはふるふる君。
もちろん、絶対ではない。
が、たまには据え膳上げ膳が食べたい!!!
片付けしたくない!!
となったわたし。
その旨を伝えたところ、
今日は俺がごはんをつくるよ、と快諾。
なにやら一所懸命クックパッドを見て
どのメニューにするか前日から大変思案している模様。
何が食べたい?と聞かれたので
空腹の気分にまかせて
「生春巻き!」
と答えたら
その日はとりあえずタイ料理屋に連れてかれた。
(※ふるふる君はパクチーは苦手だと食べに行った先で知る。すまん。
あ、やばい、また食べたくなってきた。春巻き~~!!!
ちなみにこのタイ料理屋の店員さんがやたらのりのりだったので
おいしい、とかありがとう、とかの簡単なタイ語を教えてもらったのだが
なぜかふるふる君はオカマが使うタイ語を教えられていた。
面白いので店員さんに
「He is gay!He is gay!(彼はゲイだよ~)」
と教えておいた。
彼はやっぱりカマくさいorゲイくさいようだ。もしくはゲイに好かれやすい。
そしてゲイ話が好き。(あれ?黒?)
それ以外で、と言われたので
「ちゃんぽん!小籠包!」と気分にまかせて本当に
食べたいものを言ったら
「どうして外で食べたほうが絶対においしいものをいうんだ!!。」
とさすがに怒られた。
ので、ふるふる君も大好きで家にある材料が使えそうな
肉じゃがと白菜の浅漬けをリクエスト。
これは快諾してくれた。
そして、トイレにこもったふるふる君から
ラインが届いた。(むろん、わたしは部屋にいる)
買いだす材料のリストだった。
======以下ふるふる君の買い出しリスト======
牛肉
きたあかり
食パン
たまご
ばなな
糸こん
あさづけのもと
白菜
きゅうり
まてまて。
きたあかりてなんやねん。
まさかのじゃがいもの品種だった。
ふるふる君の唐揚げ名古屋コーチン事件再来、
必殺高級材料頼みが発動した。
そして、前日テレビでみていておいしそう~と言っていた
フレンチトーストを再現するべく
肉じゃがの前にはフレンチトーストを焼いてくれることになった。
ふるふる君は、手渡された5000円札を握りしめ百貨店に向かった。
返ってきた彼は
「かしわもちを買ってきたよ。若い人には洋風の甘いもののほうがいいかと
思ってね。」
という謎の一言を添えてシフォンケーキを買ってきた。
たぶん、フレンチトーストを失敗したときの保険だ。そうに違いない。
(友人がシフォンケーキを焼いたという画像を送ってきてから
シフォンケーキシフォンケーキとうるさく叫んでいたことは内緒です。)
絶対に扉をあけてはいけませんよ
といいのこして、彼はキッチンにこもった。
じゃーん、できあがり。
レシピはしらんがドンクの食パン(←)ふわふわで甘さ控えめで
おーいしー
リストにはなかったシナモンがこっそりかかっていた。
やはりふるふる君はこだわり症だ。
まんぞく。完食。
レシピはふるふる君が書いてくれることを待っている。
そして今肉じゃがのできあがりを待っているわけです。
おなかぐぅ。
次回に続く。